みなさんにも毎日の生活パターンがあると思います。
私であればその1つに朝6時過ぎに朝食を食べるというものがあります。
その時はTVでニュースを見るのですが、放送される内容次第でチャンネルを
何度も変えて各番組をグルグル、ウロウロとします。
先日も朝食を食べながら地上波キー局のニュースパトロールをしていたの
ですが、ホント見事に各局(1局を除きます。どこかは分かりますよね 笑)が
足並み揃えて同じ時間に同じ内容を放送していました、…(汗)
時間で言うと6時20分頃。
全てのチャンネルで「夏の高校野球中止」のニュースを流していました。
リモコンでどれだけチャンネルを変えようと目の前には「泣きじゃくる球児」の
映像。
その数日前は卓球に関する報道でした。
朝の時間帯は多少前後にズレようと全てのチャンネルでスポーツにしろ政治にしろ
ほぼ同じ内容を放送しています。
これってどう思いますか?
TVは公共性が高く、一般の事業とは異なる側面があるかもしれませんが
驚くほどのレベルで同質的な世界です。
見る側からしたら、どこも同じ内容を放送しているのであれば1局あれば
十分です。もしくはどこかの1局しか存在しないのと同じです。
「差別化」とは程遠く、他局と全く同じことに疑問を抱かない、あるいは
違うことをやるのを恐れているのではないかと思えるくらいです。
朝のニュースなので内容が近くなることは理解できるとしても、関係者は
どこで他と差をつける算段なのか聞きたくなります。
“人の振り見て我が振り直せ”。
自身のビジネスにおいてもこのような状況になっていないかチェックが必要です。
「周りと同じだから良かったー、安心だ」な発想、戦略はNGです。
自社は周囲の中に埋もれ、体力勝負の消耗戦に巻き込まれ、先が無いことに
つながります。
小さな会社や弱者は「他社と違うことを喜ぶ」発想を持ってください。
出来る限り他社と違う取り組みをする、重ならないところで勝負する。
ランチェスター法則にもあるように「勝ち易い場所」を見つけて「戦わずして
勝つ」ことが理想です。
ご自身のビジネスを振り返ってみましょう。