ビジネス系の週刊誌ってありますよね。
どこの書店にも必ず置いてある定番誌も幾つかあり、
時代の流れやその時々の話題を取り上げることも多いので
いつも興味深く目を通しています。
そんな中で現在発売中の週刊ダイヤモンドの表紙は刺激的です。
https://dw.diamond.ne.jp/list/magazine
「1億総リストラ」とは結構なインパクトです。
赤ちゃん、子供、高齢の方もリストラ・・・って、どうなるの?笑
しかし、現実は笑ってられない状況であるのも確かです。
同誌ではかなり刺激的な見出しが出ています。
少々煽り気味な感じもしますが、ある一面にフォーカスすれば
大袈裟でもないのかもしれません。
業種や業態、大企業や中小企業などに関係なく長丁場となった苦境で
「人」に手をつけざるを得なくなるという見立てです。
不安にもなりますよね。
話は変わりますが以前、米国企業の日本法人に勤めていた時のこと。
朝、オフィスに着くと同僚が
「おい、うちの会社、買収されてるぞ」
この会社はNY証券取引所に上場していたのですが、3代目社長が会社の
全株を有名アパレルやアウトドアブランドを幾つも持つ企業グループに
売却したとのこと。
「みんな元気でねー、バイバーイ」という感じ 笑
従業員に事前の、そして事後の説明なんてありません。
そして、我々も「あぁ、そうですか」みたいな感じ。
驚くでもなく、悲観するでもなく、ただ事実をそのまま受入れる。
これは会社の全員が中途採用で、ほとんどは外資系企業を渡っている
ことが関係しているでしょう。
新卒採用もなければ、定年退職を迎える人もいない、どんどん人が
入替わる会社でしたから、みんなどこかのタイミングで次に進むと
いうのが頭にありました。
理由が自分の意思かどうかはともかく・・・。
さて、何を言いたいかというと自分に「心づもり」や「備え」が
あれば、会社がどうなろうと必要以上に不安に駆られずに済むという
ことです。
会社を変わること、何かしらの変化から逃れられないことを認識して
いるので慌てることがない。
もちろん不安はあるし、その変化がしんどいこともあります。
でも必要以上に恐れることにはなりません。
「1億総リストラ」が現実になるかは分かりませんが、そうなった時の
ためにできることを今からやっておくことが大切です。
自分にどんなスキルや強みがあるのか?
あなたが当たり前と思うことも、それを知らない人からしたら立派な
「強み」と言えるのです。
転職するにしても収入が減るのが怖い?
誰しも収入は増やしたいし下げたくありませんが、本当に必要な
最低額を把握している人はあまりいません。
自分が不安に思うことや懸念していることを冷静に考えていくと
結構、願望本位での発想や根拠に基づかない思い込みだったりします。
もっとも避けたいのは、思考停止してしまうこと。
いろいろ考え「備えて」みた上で「現状維持」や「様子見」をする
ことはありですが、何もせずに目をつぶって「流される」ことは
避けたいものです。
人生、先のことなんて分かりません。
でも「備える」ことで楽になったり、不安が減るのであればいいですよね。
そんなお手伝いもしています。