色々と制限が多い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
在宅勤務など自宅にいることが多い方や以前と変わらず勤務先へ通勤
されている方もいらっしゃると思います。
変化に乏しい毎日が続く中での楽しみの1つに食事がありますよね。
コロナウィルス騒動以前は当たり前のように行きたい店に、行きたい時に
行き、食べたい料理を口にすることが出来ていました。
しかし、あらゆるところにコロナの影響が出る中、最も影響を食らって
いる業種に飲食店があります。
休業しているお店も多く、営業していても店内の利用ができないところも
多いですよね。
資本力がある大手チェーンでも苦しい状況ですが、小さな会社やお店、
個人で経営しているところは本当に苦しい日々が続いています。
しかし、何とかしようとテイクアウトを始めたり、SNSで情報を発信
するなど奮闘するお店・経営者も多く、利用者である私たちも応援したく
なったりします。
私の家の近所でもテイクアウトを始めるお店が一気に増えて、今やそれは
それで激しい競争になっています。
ランチ時などお金を使うのであれば、そういったお店で買う場面も
増えています。
ただ、テイクアウトで買うのもだいたい1日1回。お店の候補はたくさん
ある・・・。じゃあ、どこで買うか？？？
もちろん、何を食べたいかというその日の気分もありますし、面倒臭くて
近場で買う、できるだけ安くすませたい、なんてこともあります。
でも、足を運び、実際に買うお店って何店舗かに絞られませんか？
そう、やっぱりお店の人と顔見知りだったり、お互いに名前を知っていたり、
仲が良いお店に行くことが多くなります。
これって決して私だけではないと思いますが、いかがですか？
これってつまり、お店の人とお客との関係性が強い、言い換えるとお互いが
（ある程度）素性を知っていて、信頼していて、心地が良かったりする
関係ができているということです。
もっと単純に言うとあなたやお店の「ファン」であるということです。
今は飲食店に行っても、「マズい」ってことはなかなかないですよね、好みに
合うかは別にして。
少なくとも味そのもので他の店と大きく差をつけることは殆ど不可能です。
では人気の店とそうでない店、人が寄ってくる店とそうでない店は何が違うのか？
要因は色々あるでしょう。
スペースがゆったりしていて落ち着くとか、殆ど待つことなく入れることが
多いとかとか。
そして、その要因の1つに接客があります。
お店の人と客がダイレクトに触れ合う部分での対応がその後の両者の関係性に
大きく影響します。
いつも笑顔で接してくれる、ちゃんと返事をしてくれる、事務的なやり取り
以外な部分で声をかけてくれる。
「あ、〇〇さん、お久しぶりです。いつもありがとうございます」
「これって〇〇して、以外にも隠し味に××を入れてるんですよ」とか。
そう、そんなことなのです。そして、そんなことを出来ていないお店が案外
多いのです。ましてや「味に自信がある、無愛想な頑固おやじの店」では厳しい
です（汗）せめて、愛想はください・・・。
こういう小さな、そして丁寧なことの積み重ねがお客に好感を与え、あなたの
お店のファンになっていくことにつながります。
しかも、これってお金はかかりません！
そして、今すぐにでもできます！
マク〇ナルドや日〇屋でそういう関係性が出来るでしょうか？
まあ、スマイルはくれるかもしれません、ゼロ円で（笑）
でも名前で呼び合う関係には中々ならないですよね。
場合によってはスマイルさえもなかったりします（泣）。
スマイルがなくても食べたいものを食べられれば、目的は達せられるので
それで十分ですが、でもそれだけって感じです。
資金力がある大手企業であれば味気ない接客も宣伝や割引などお金の力で
カバーすることができます。
しかし、小さな会社や弱者はそんなことはできません。
お金以外の部分で違いを出す、差別化するしかありません！
そして、それが効くんです！
ランチェスター法則でも「お客に好かれ、気に入られること」を指摘して
います。お客に不便をかけていないか、お客にとって嬉しいことができて
いるか、細やかな気遣いができているか。
常にお客目線で考えることを重ねて説いています。
私であれば平日5日間のお昼をテイクアウトとすれば、2日か3日は幾つかある
お気に入りのところで買い、残りの日でそれ以外の店で買う感じです。
つまり、お気に入りには毎週お金を落としますが、それ以外のお店からしたら
私がそこで買う機会はごくまれにある程度です。
これはコロナウィルスの影響下にある現在だけでなく、平時でもだいたい同じ
です。でも現在であれば、そういう関係が「濃い」お客を多く持つお店は
厳しい中にもお客を集め、強さを発揮しています。
そして、これは飲食店に限った話ではありません。
さあ、あなたのお店や会社はいかがですか？
笑顔でもって、お客に「余計な」アプローチで接近できていますか？