先日、ある研修を第三者として拝見する機会がありました。
私も講師を務めることがありますが、今は研修もコロナ対策で窓やドアを
解放して、マスク着用(場合によっては、フェースシールドも着用!)で
やることがほとんどです。
マスクをして長い時間話すのって、結構苦しかったりします。
自分の中のイメージはダース・ベイダーみたいな・・・(汗)。
それはさておき、内容は管理者および管理者候補向けのもので、「関係構築」や
「コミュニケーション」なども含まれていました。
その関係や信頼の構築に欠かせないものが「笑顔」や「挨拶」です。
講師も常に笑顔と柔らかな雰囲気をとても大切にされる方でした。
これって大事なことですよね。
言われなくても大事だと思っている方は多いでしょう。
でも、ちゃんと実践できているかというと実際はそうでもありません。
挨拶をしない(本人はしているつもりかも)人は結構多いです。
目の前で「おはようございます」と言われているのに、殆ど反応しない人も
います。
これって残念ですよね、本人にとって。
実際は快活で社交的な明るいキャラだとしても、それが伝わらない。
笑顔で挨拶をしないばかりにその無反応な最初の印象で、相手の中に人物像が
つくられていきます。
職場などで一定期間を過ごすことがあれば、徐々にそのキャラが理解されて
いく場合もありますが、出会いはそんなケースばかりでもありません。
できれば、自分からにこやかに声を掛けて良い印象を持たれたいものです。
私も「サービス業」ですから意識して挨拶したり、笑顔を出すように努めています。
挨拶しても何も反応が無いことも多々ありますが、そこは気にしない。
見返りを期待するとつらく感じることになるので、勝手に「一方的な愛(?)」って
ことにして、笑顔で挨拶を続けることを旨としています(笑)。
自分から挨拶したり笑ったりするのは下手に出るようでイヤだと言う方に会った
こともありますが、下手に出るのとは全く違いますよね。
例えば飲食業で考えれば美味しいのは当たり前で、そこで決定的な差はなかなか
つきません。
では、接客・挨拶・笑顔はちゃんとできていると感じるところがどれだけありますか?
そう、以外とないのです。
これって実際は大変なことなので、できていないところが多い。
でも、だからこそ他と差をつけられる部分になります。
小さな会社であろうと弱者であろうと、気持ちひとつで、お金をかけずに、今すぐ
できる顧客対策なのです!
お店にしろ取引相手にしろ、気持ちが良くなるところに行きたいのが人の心理です。
この地味な取り組みが顧客を創る基礎の部分、つまり潜在客の数を増やすことや
顧客維持に繋がります。
「笑顔+挨拶に勝るスキルなし」
万事に通じることだと思っていますが是非、小さな会社や弱者であればこそ意識して
取り組んで欲しいと思います。