先日、経営者の集まりがありました。
オンラインで気軽にいろんな情報交換をしたのですが、その中でちょっと
いい話がありました。
その話とは「AIにはできないこと」。
ところで最近、様々な方がYouTubeを活用されてますよね。
それで何気なくYouTubeを見ていたら、プロ野球西武ライオンズで活躍した
石毛宏典さんのチェンネルを見つけました。
最近、YouTubeデビューされたのですね。
そして、チームの元同僚かつライオンズの大エースだった東尾修さんを
ゲストに招いての対談でした。
石毛「東尾先輩、勲章ってあります?」
東尾「247敗したことかな」
通算251勝247敗23セーブ
これが東尾さんの現役時代の記録です。
251勝ってスゴイですが、負けも247あるんですね。
「黒い霧」事件の影響で主力選手が追放となった西鉄ライオンズという
チームで来る日も来る日も投げる日々。
でも勝てない、打たれる。
投げる嬉しさの一方で負ける悔しさを感じながら、自分には何が足りないか、
どうやったら勝てるかをキャッチャーやスコアラーと何度も話し合ったそうです。
それがあるから研鑽を重ね、研究を続け、勝てるようになった。
だから「247敗」というのが自分の勲章だと。
話は戻って、雑談の中で出て来た「AIにはできないこと」とは何だったか?
それは、「失敗すること」
んー、なるほど、と思いました。
確かにAIは失敗することはできないかも。
そして、人間は失敗をするし、だからこそそこから学べる。
「失敗する」って人間にしかできないことなのですね。
東尾さんは247回の失敗(?)が勲章だと。
AIに仕事を奪われるとか、取って代わられるみたいな話も聞きますが、
そもそも人間とAIって、同列に比べて相反するものってわけでも
ないですよね。
人間の負担を減らしたり、暮らしを豊かにするツールの1つがAI、という
捉え方でいいのではないでしょうか。
AIが得意なことはAIに任せる。
そして、人間は人間にしかできないことに取り組む(失敗することも含めて!)。
そう思うと、これからの時代は悪いものではなさそうです。
なんだか、少しだけ気が楽になったような気がするのは私だけですか???