こんにちわ、ライトハウスマネジメント山口です。
新型コロナウィルスの影響が広範に及んでいます。
このブログでは「弱者の戦略」に関する記事を載せることが主眼なのですが、昨今の状況を鑑み
今回は中小企業、小規模企業、個人事業主の資金確保について書きたいと思います。
飲食店、イベント関係をはじめあらゆる業種で営業がままならず、特に小さな会社や個人事業に
おいては存続の危機に直面しています。
手元の現金がなくなれば終わりです。それを避けるためには手元資金を切らさぬよう資金確保が必要になります。
政府の援助策はハッキリせず、スピードも遅いため正直アテにできません。
とすれば現実的には融資を引き出すということになります。
都や区、日本政策金融公庫などからコロナ対策施策が出ていますが、色々ありすぎて非常に分かり
づらくなっています。
それらの中からまずは市区の中小企業資金融資を検討してみてください。
これは一般に「制度融資」と呼ばれるもので、簡単に言うと市区を通して金融機関から融資を
得る場合に利率の一部を市区が負担するので、本人が負担する利率を低く抑えられるという特徴が
あります。
融資実行に際しては金融機関と保証に立つ信用保証協会の審査があります。
融資なので返済する必要があり、この状況下で今後の返済に不安を持つ方もいらっしゃいますが、
今はまず資金を確保することが先決です。
そして、現在は融資に際する様々な条件が緩和されており、審査も平時と比べて緩めになっています。
その点から今は融資を得やすい環境にあります(そうでなければ救済策になりません…)。
制度融資を利用する上で注意点があります。
■申込みには書類を揃えることになりますが、必要な書類について事前に該当窓口へ電話して
確認してください。
確定申告書や決算書のコピー、住民税の納税証明書等に加えて直近の売上高と前年同期の
売上高を記載する書類も求めらます。
そして、その売上高を証する書類が必要になるのですが、これが不備のケースが多い。
その書類がない、あっても単に手書きのメモ書きなどでは受理されない可能性があります。
現在はかなり弾力的に運用されていますが、役所によってその温度差はありますので、
事前に連絡して必要なものをしっかり確認してください。
■申込には書類を持って役所へ行くことになりますが、該当窓口は非常に混雑しています。
場合によっては「混乱」と言ってもいいです。
申込みの際には書類チェックがありますので、1件あたりそれなりの時間がかかります。
役所に行ってから半日待ち、ほぼ1日待ちになる可能性もある、というつもりで行ってください。
やっと自分の番になっても書類が不備であれば出直し、ということもあります。
だから事前の確認はしっかりやる必要があります。
■この先どうなるか不安ですし、気持ちも焦る、そして役所で待たされる…。
しんどい展開でお気持ちも察しますが、どうかイライラしないで。
自分自身に、周囲に、話をする相手にそのイライラをぶつけても事態が悪くなることは
あっても改善することはありません。
どうか心を鎮めて目の前のやることをこなしていきましょう。
長くなりましたが、制度融資による資金確保について書きました。
これは自分なりの優先度で話したことで日本政策金融公庫や都の施策を検討することも
当然ありです。
もちろん公庫にしても窓口の状況、混み具合は同じです。
いずれにしても早めの行動が大事になります。
何とかこの難局を乗り越えることができるよう、ことが進むことを願っています。