コロナの感染状況もまだ落ち着きはしていませんが、
街中は人出も多く、日常生活上はかなり”コロナ慣れ”して
きた感じでしょうか。
とは言え、ビジネスでは思うように業況が回復せず
気が抜けない事業者の方も多いと思います。
そんな中、日本政策金融公庫の「新型コロナウィルス感染症
特別貸付」の期限が9月30日まで延長されました。
これまで幾度も延長されて来ましたが、6月末で終了するの
では、という予想も多く、私も延長はないだろうと
思っていたら、9月末まで申請可能となりました。
多くの方が既に何かしらのコロナ融資を手当てされたと
思いますが、業績回復に自信があるものの当面不安な人は
検討するといいと思います(ただ、業績回復に自信がないので
あれば、見送った方がいいかも・・・)。
ひとまず手元の現金を積み増しておく。
そのうえで順調に復活していくのであれば、利息が発生
する前に一括返済するのも手です。
審査は以前より厳しくはなっているでしょうが、こんな
好条件の融資は今後はお目にかかれないでしょう。
改めて特長をみてみると
●金利優遇が大きい
売上5%減少などの要件を満たせば、基準金利1.21%から
3年間は0.9%引き下げられて0.31%。
●実質無利子
一定要件を満たせば最長3年間分の利子相当額が補給されて
実質無利子。
●ネット申請が可能
ネットで申請して、面談を経て早ければ10日程で結果通知、
その後に入金とスピーディ。
●公庫内の別融資との借換OK
審査次第ですが、公庫内であれば別融資との借換がOK。
事前に公庫に相談してみるといいでしょう。
低金利や実質無利息の期間が延びるだけでもラクになります。
上記に記載したこと以外にも色々と条件がありますが、
調べて検討してみる価値はあると思います。
借りたものは返す必要がありますが、借りない方のデメリットが
大きい場合もあります。
自社の状況を見ながら、適切な判断をしたいですね。
よく分からなかったり、融資等について相談したいことが
あれば、是非わたしたち融資コンサルタント協会の
コンサルタントに聞いてみるのもオススメです。