これは見逃せない! 小規模事業者持続化補助金コロナ特別対応型

補助金情報については多くの方が既知のところかと思いますが、改めて小規模

事業者持続化補助金のコロナ特別対応型について確認しておきましょう。

これは新型コロナウィルス感染症の影響を乗り越えるために、

①サプライチェーンの毀損への対応

②非対面型ビジネスモデルへの対応

③テレワーク環境の整備

上記3つの具体的な対策に取り組む小規模事業者等に上限100万円として

かかった費用の2/3もしくは3/4を補助するというものです。

次の第3回受付〆切りは8月7日(金)の書類必着となります。

詳しい内容は公募要領などでご確認ください。

https://r2.jizokukahojokin.info/corona/

募集要項は75ページもの分量があり、読む気もなかなか起きない代物ではありますが

それで済ますには勿体ないほどのお得な内容になっています。

補助金ですので申請しても採択されない(つまり、合格しない)こともありますが、

返済不要のお金となりますので、実際に採択されれば本当に有難い恩恵となります。

もちろん申請金額ありきではなく、事業のために必要であり使った分の一部が

戻ってくる、20万円でも80万円でも130万円でも、使った費用の一部(全体の

2/3もしくは3/4、上限100万円)が場合によっては後から戻ってくる、というくらいで

考えておくスタンスがいいかと思います。

製造業であれば従業員20人以下、小売・サービス業ならば5人以下などの小規模事業者であれば上記②の「非対面ビジネスモデルへの対応」で申請することが多いでしょう。

例えば、分かり易いのは今まで受講者を集めてセミナーを開催していた事業者が

Zoomなどを使ったオンラインセミナーに切り替える、などです。

そうするとその業態転換にかかる「機会設備等費」や「広報費」「専門家謝金」

「雑役務費」など色々な支出が補助の対象になります。

提出書類は様々ありますがポイントは「(様式2)経営計画書」です。

ここで事業概要や新型コロナウィルス感染症による影響、今回の申請計画で

取組む内容を書くことになるのですが、ここががんばりどころです!

しかし、今年はここの記述量は最大でも申請書5枚までとなっています。

前回迄であれば10~15ページ位は書いていたところです。

それがMAX5ページ。これは心理的にはかなり楽ですね。

既に受付が終わっている第1回、2回の公募では1ページでの記述で採択になった

方もいるとのこと。

従って、書く分量は重要ではありませんが読み手に分かり易く、求められている

内容に沿った計画書に仕立てることが必須となります(以外とこれが難しいんです)。

文書作成の量的負担が少ないということ以外にも、

■通常は採択後に使った費用しか認められませんが、コロナ特別型は今年2月18日

 まで遡って、それ以降に発生した経費を対象にできる。

■通常、補助金は後払い(先に事業者が自己の資金で経費支払をして、後から補助金と

してお金が戻ってくる)ですが、条件が合致すれば「概算払い」ということで補助金の

即時至急を受けられる。

■第1次公募での採択率は約80%。通常、採択率はおおよそ30%台ですが、コロナ

 ウィルス対応型は殆どの申請者が採択されている。

■予算がなくなれば公募はそこで公募は打ち切りになるが、当分は打ち切りにならずに

 継続される可能性が高い(第4回の受付〆切は10月2日(金)となります) etc

新型コロナウィルスという背景があるために、とにかく採択されやすい、というのが大きな特徴です。

ご自身の事業がこの補助金事業にマッチするか改めて確認してみることをお勧めします。

申請するには事前に該当エリアの商工会もしくは商工会議所に相談して、担当の経営

相談員と打合せながら申請書を作成して、「支援機関確認書」というものを発行してもらう

必要があります。

そこでの経営相談員との相性などもあるとは思いますが、ここで自身の事業を再整理

するだけも価値はあります。

それで補助金が得られたら更に最高ですね。

気になるという方はすぐに調べてみましょう。

そして「申請する!」という方、8月7日まであまり時間がないので(ご自身の腹を

固める意味でも)明日、地元の商工会もしくは商工会議所に電話して、「小規模事業者

持続化補助金コロナ対応型に応募します。ついては書類を用意するので、出来たら

見てください!」と宣言しましょう。

分からないことや、電話する前に聞きたいことなどがあればお知らせください。

幸運を祈ります(笑)