新型コロナウィルス拡大の勢いもかなり落ち着いてきたようにも思えるこの頃。
しかし、6月は毎日一定数の感染者が出てまだまだ下火というわけでは
ないのかもしれません。
そのような状況の中、東京都は6月2日夜に「東京アラート」なるものを
発令しました。
これは感染状況が悪化したと判断した場合に都民に警戒を呼び掛ける都独自の
対策であり、具体的な数値基準を設けた指標などをもとに発令の判断をする
そうです。
それで東京アラートが発令されたことにより休業要請が再度制限されることは
なく、あくまでも警戒を促すレベルのもので、何か拘束力をもつことはないとのこと。
じゃ、東京アラートが発令されたことで何が起きていたかというと普段は夜間、
七色に輝くレインボーブリッジと東京都庁が赤くライトアップされているという
ことのみ、だそうです・・・・・。
うーん‥‥、何なんでしょうね・・・・・???
感染が治まらず危機感を抱いていることは分かりますが、それで東京アラート
なるものを発令することで私たちに何をして欲しいかが全く伝わって来ない。
発令の「前」と「後」では期待することに何か違いがあるはずですよね?
それが何か全く分からないし、説明が全然足りてない・・・・・。
「アラート」なんてよく分からないカタカナ言葉よりもまだ「注意報」や「警報」
等の方が分かりやすそうですが(それでも何をして欲しいかは伝わりませんが)。
しかも、都庁とレインボーブリッジの赤いライトアップって‥‥
私、都庁もレインボーブリッジも全く視界に入らないんですけど(汗)
ライトアップはともかくとして、今回の「東京アラート」はその意味や相手方に
具体的に期待することが伝わっていないことが問題だと感じました。
『人のふり見て我が振り直せ』
日頃、仕事や経営をする中でこのようなことが起きていないでしょうか?
言葉の意味や具体的な内容を伝えきれていない、何となく人によって解釈に
バラツキが出そうな予感はしてるんだけど、詳しく説明するのが面倒くさい
・・・・・。
こんなことってないでしょうか?
その言葉や指示の内容について双方でその意味の理解が合致していなければ
伝わったことになりません。
でも結構、自分でも「説明が足りないかなー」、と思いつつ「ま、いっか」と
スルーすることもあったりしますよね。
規模が小さな会社であるほど、できるだけムダを省きたいですし、人数が少ない
だけ少し手間暇を割いてちゃんと伝えて行きたいですよね。
日々の中で本当にありがちなことですし、できるだけ気をつけたいところです。
何が何やらよく分からなかった東京アラートは6月11日夜に解除になりました。
『相手が理解していなければ、伝えたことにならない』
私も気をつけます!